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松本監督が専務執行役員に就任 岸野ヘッドコーチが新監督に


 このたび、松本育夫現サガン鳥栖監督が2007年2月1日より株式会社サガンドリームス専務執行役員ゼネラルマネージャーに就任、および岸野靖之現サガン鳥栖ヘッドコーチが2007年2月1日よりサガン鳥栖監督に就任することとなりましたのでお知らせいたします。

= 記 =

松本育夫監督の来期サガンドリームス専務執行役員就任および
岸野靖之ヘッドコーチの来期サガン鳥栖監督就任のお知らせ

○ 松本育夫(まつもと いくお)新専務執行役員ゼネラルマネージャーのプロフィール
 1941年11月3日生まれ(65歳)  栃木県出身
 ● サッカー歴
  早稲田大学→東洋工業サッカー部(現:マツダ(株))
  ・全日本代表        早稲田大学1年生より9年間勤める。
  ・メキシコ・オリンピック  銅メダル。FIFAフェアプレー賞受賞。
 ● 資 格
  FIFA(国際サッカー連盟)公認コーチ
  日本サッカー協会公認S級コーチ
 ● 指導歴等
  東洋工業サッカー部監督
  U−19、U−23日本代表 監督
  日本代表 コーチ
  (株)京都パープルサンガ・チーム統括ゼネラルマネージャー(1996〜1999)
  川崎フロンターレ 監督(1999)
  富士通川崎スポーツ・マネジメント(株)代表取締役社長(2000)
  地球環境高校監督(2003)
  サガン鳥栖監督(2004〜)

 松本育夫 新専務執行役員ゼネラルマネージャーのコメント
 私がサッカー人生50年の節目を、ここサガントスで迎えることが出来ましたのも、何かの縁であると感じずにはおれません。鳥栖の地に来て、さまざまな出来事がありましたが、監督としての任を3年間全うできましたことは、やはり佐賀・筑後のみなさんからの熱い声援があったからこそです。このたび、井川社長よりフロント入りの打診を頂いた際には、私自身悩みました。チームの強化が順調に図られてきたことが無にならないか、やはりそこが心配でした。しかしながら、後任の監督として岸野ヘッドコーチが就任することで、これまでの流れを継続することが可能となります。これからは、フロントの一員として、ファン、サポーターのみなさんとお付き合いすることとなりますが、クラブへの熱い声援を引き続きよろしくお願いいたします。

 松本育夫 新専務執行役員ゼネラルマネージャーのメッセージ(動画)




○ 岸野靖之(きしの やすゆき)新監督のプロフィール
  1958年6月13日生まれ(48歳)  和歌山県出身
 ● サッカー歴
  三菱重工サッカー部→読売サッカークラブ(1990年 現役引退)
 ● 資 格
  日本サッカー協会公認S級コーチ
 ● 指導歴
  1991年 読売サッカークラブジュニアユース監督
  1992年 ヴェルディ川崎サテライトチームコーチ
  1993年 ヴェルディ川崎サテライトチーム監督
  1994年〜ヴェルディ川崎トップチームコーチ
  1999年 ヴェルディ川崎サテライトチーム監督
  2000年 ヴェルディユースコーチ
  2001年〜東京ヴェルディ1969サテライトチーム、トップチームコーチ
  2004年 東京ヴェルディ1969トップチームコーチ、サテライトチーム監督
  2005年〜サガン鳥栖ヘッドコーチ

 岸野靖之 新監督のコメント
 このたび、松本監督の後を受け、サガントスの監督に就任することとなりました。自分を信じて任せていただいた井川社長、松本監督ほか皆様に感謝申し上げ、非常に光栄に感じるとともに、身の引き締る思いです。Jリーグトップチームを指揮することは初めてとなりますが、この2年間、松本監督の下で指導してきた経験も踏まえつつ、J1昇格に向けて、コーチ陣、選手とも力を合わせて頑張っていきたいと思っております。サポーターの皆様には、これまで以上のご声援をいただけますようお願いします。

 岸野靖之 新監督のメッセージ(動画)




株式会社サガンドリームス代表取締役社長 井川幸広のコメント

2004年2月。松本育夫監督はサガントスの監督に就任されました。3年の指導の下、サガントスは生まれ変わりました。その後の変貌ぶりは、サガンティーノの皆さんが一番よくご存知だと思います。決して豊かでない強化費で、J1昇格をお題目ではなく現実に昇格を狙えるチームにしていただいたことにつきまして、松本監督には感謝の念が堪えません。会社を代表して御礼を申し上げます。

 本日リリースいたしましたが、今シーズンで松本監督がサガントスの監督を退任し、株式会社サガンドリームスの専務執行役員に就任いたします。サッカー人生50年の集大成をサガントスで締めくくり、引き続き専務執行役員ゼネラルマネージャーとして、チームの強化に努めていただくこととなりましたことを改めてご報告申し上げます。なお専務執行役員就任のご決断の背景には、奥様のご理解と多大な協力があったと伺いました。佐賀・筑後になんのゆかりもない松本監督が「サガントスを助ける」というためだけの目的に、鳥栖にこられて3年。その間、東京を離れて単身赴任の生活に、奥様の気苦労は計り知れなかったと察します。まして決して健康体ではないご主人のことを思いますとなおさらです。そんななか今回の専務執行役員の就任を奥様もご内諾いただいたということをお聞きしまして、本当にありがたく思います。この場をお借りして重ねてお礼を申し上げます。

 さてサガントスの未来を考えるときに、思い出すシーンがあります。2004年12月、東京・赤坂で松本育夫監督に最初にお会いした時のことです。クラブの行く末がどうなるかわからない時に、いろいろな話をさせていただきました。チームを強くするためにはどうすればいいか。J1昇格を実現するには何が足りないか。そのために運営会社はどういう経営をしなければならないか・・・。その話一つ一つが新鮮でした。そしてなによりも一番興味をひいたのは、松本育夫という人物そのものでした。サッカーを愛し、サガントスを愛し、決して逃げないで真正面からぶつかっていく松本育夫に、熱き情熱と強靭な意志を感じました。まさしく松本監督の標榜される「全力に悔いなし」です。

 あれから2年。チームは日々進化してきました。ヘッドコーチに岸野氏が就任し、松本監督・岸野ヘッドコーチのコンビネーションで、スタッフみんなが一丸となってチーム作りに取り組んできました。2005年の暮れに「サガントスの目指すサッカーとは・・・」を議論しながら話していたことが、今シーズンは試合を重ねるたびに、少しずつ形作られていきました。完成形はまだまだ先になりますが、サガントスの目指すサッカーがようやく生まれつつあります。

 サガントスの土台をつくっていただいた松本監督。そしてその土台を磨き上げていく岸野ヘッドコーチ。松本監督に「俺のあとは岸野しかいない」といわしめた岸野さんの指導力には目を見張るものがあり、監督・選手たちから高い評価を得ています。佐賀を第2の故郷としてサポーターを大事にする人柄に多くの方が岸野ファンになりました。選手の健康管理や生活改善のために、選手とあえて同じアパートを住居にするなど、サガントスにかける情熱は松本監督に勝るとも劣らないほどです。

 今回の人事は、「サガントスの栄光ある未来」に向けた第一歩です。岸野ヘッドコーチには来シーズン、松本監督の土台をさらに強く磨きをかけて、サガントスのサッカーを構築していただきたく思います。松本監督にいたっては、トップチームの強化はもちろんですが、その他にユース組織の強化、佐賀・筑後を中心とする九州の高校・大学の若手選手の育成や指導、またその環境整備にも取り組んでいただきたく思っております。また日本サッカー界の人脈にもすぐれ、豊富な経験と実績に基づく松本監督の指導は、佐賀・筑後だけでなく九州全域の子供たちに大いなる夢を与え、かけがえのない財産となると確信しております。そしてその過程で、サガントスに若手選手が集い、選手層に厚みが増し、常に進化し続ける常勝チームを構築できると思っております。そしてその中から日本を代表する選手を発掘し、育てることが出来れば、サガントスは日本サッカー界の発展に大きく貢献できると思う次第です。

 残り3試合。4位という成績を死守する戦いが残っている中での発表は、賛否両論があるかと思います。しかしこれからサガントスを語るとき、決して忘れてはならないことを、永遠に語り継いでいただきたいことを、みなさんの記憶にとどめていただきたいことの一つとして、あえて発表させていただきました。50年ものサッカー人生の集大成をサガントスの再建に賭けていただいた松本育夫監督。現役最後の采配を、ファンの一人としてこの目にしっかりと焼き付けたいと思います。

 以上のことは、今回のリリースに関する社長のコメントとして適切ではないかもしれませんが、自分の気持ちそのままに書かせていただきました。残すところ、今シーズンもあと3試合。ホームは26日が最終試合となりました。J1昇格はできませんでしたが、今期、サガントス始まって以来の最高順位となる4位を死守すべく、監督・コーチ・選手ともども頑張ってまいります。のこり3試合となりましたが、今後とも応援の程お願い申し上げます。

                                              株式会社サガンドリームス
                                              代表取締役社長井川幸広

2006年11月21日 更新